伊藤咲穂
- 展示期間:
- 2020.02.05 - 03.01
- 展示フロア:
- 7階
大学2年生の冬に、彼女が訪れた富山県五箇山の和紙工房で楮の繊維に触れたことが契機となり、自国の文化に深く興味をもつようになる。
幼少期の体験を基に研究の末、独自の漉き方で漉いた紙(手漉きする際に、金属の鉱物を混ぜ酸化反応させた「錆和紙(さびわし)」)をはじめ、楮や三椏、雁皮、麻、 金属の錆について研究し、地元島根県や国産の原料を扱い、アート作品、プロダクト、空間作りなど国内外で幅広く活動している。彼女の表現は幼少期に体感した自然観が元となっており、老化、アニミズム、DNA、環境、循環、土へ還ることが主なテーマとして構成されている。昨年2019年はニューヨーク、チェルシーの地で海外初となる個展を、旭化成株式会社と共にテクノロジーとアートのコラボとして発表した。
今回の銀座髙木ビルでのアート解放区では、他のクリエイター、アーティストとの空間の共存と、作品の新たな表現の実験として試みたものである。
藤川佑介 (Yuusuke Fujikawa)
Flash Player の開発プロジェクト参加をきっかけに、VJ や映像制作などの活動を始める。現在は NY やヨーロッパを 中心にメディアアート・映像制作・ギャラリーなどの空間デザイン・設計など行いながら、書籍の執筆、デジタルハリウッドの講師やプロジェクションマッピングセミナーも行い、人材の育成にも取り組んでいる。また、USKとして、美術館やイベントで、空間演出やプロジェクションマッピング等も手がけている。
http://www.vjusk.com