富田貴智
- 展示期間:
- 2020.01.15 - 02.02
- 展示フロア:
- 7階
1978年生
18歳に渡米し、28歳までアメリカ、フィラデルフィアで過ごし、大学では彫刻とグラフィックデザインを学び、彫刻科を2001年に卒業。
在学中にOutstanding Student Awardを獲得し、卒業後も作品制作を続けながらさまざまな展示会に参加。フィラデルフィアでは2005年10月にFleisher Ollman GalleryにてPost-Artというタイトルで個展を開催し、2006年8月に帰国。現在、静岡県富士宮市に住み、ワークショップ、グループ展、個展を重ねている。
ナチュラルに生き、感じ、対外的な様々なプレッシャーを意識せずに、もっとも自分らしくするためにはどうしたらよいのかを感じ行動しています。
たくさんの人が集まる人種を超えた価値の共通認識ができる心地よい社会。
それを目標としながら、私ははイラストを毎日1キャラクター描いており、その描いたイラストを何らかの形で関わりも持った人々に配布している。それを「All things must pass」というプロジェクトとし、それをモットーに生活をしている。
- 今回、「アート解放区」が銀座髙木ビル(旧有賀写真館ビル)依頼を受け、初めて大規模な絵を壁に一面に描くことができました。作成中、関係の方たちと様々なお話ができ、刺激をいただくことができました。新髙木ビルの以前は写真館だったとことで、近辺の人たちに旧有賀写真館のことを聞いてみると以前はここでお見合い写真を撮ることがステータスでここでお見合い写真を撮影すると良縁になると言われてたらしいです。このような機会をいただきました株式会社髙木ビル 代表取締役社長 髙木秀邦様、タグボート関係者の皆様、山路哲生建築設計事務所の皆様、他関係者の皆様ありがとうございました。
壁画を作成中は、髙木ビルに滞在し、ほぼ一週間缶詰状態で製作させていただき、朝起きてスタバに行き、昼は近辺の定食屋さんで昼食をとり、夜は銀座8丁目の金春湯に行くのが楽しみになっていました。最終日に思い切って入ったビストロカシュカシュの蝦夷鹿のワイン煮は美味でした。銀座には初めて滞在したので、驚くところが多くありましたが結構路地が多く、迷路のように路地を探検するのも楽しかったです。制作滞在の間、まるで大学時代の卒業制作のような感覚で楽しむことが出来ました。
一体ここで自分は何をやっているのだろうと多々思いましたが、久しぶりに一心不乱にひとつのことに取り組むことが出来、今回この経験で改めて自分は作品を制作することが好きだと実感、再確認でき、自信になりました。ありがとうございました。私は作品にできるだけポジティブなアプローチを心がけます。それが誰かに届き、お互いの幸せがシェアできる共通言語のようなものに私の作品がなることを祈ります。
またどこかの壁に描きたいと強くおもいます。このような楽しい機会に出会えるよう作品を創っていきます。今後ともよろしくお願いします。